キャリア(MNO)の方でも「2年縛り」が廃止、または違約金1,000円という形になってきましたが、格安SIMの方でもそういった形ができつつあります。
元々格安SIMは、最低利用期間が1年というのが一般的ですが、中にはキャリアと同じように2年というタイプもあります。ここでは、そういったいわゆる2年縛りが廃止された格安SIMを紹介していきます。
2年契約を廃止した格安SIM(MVNO)【一覧】
UQモバイル
- 月額料金・データ容量が、ずっと固定に変更
- 家族割なら毎月500円の割引
- 「かけ放題」などが欲しい人は、通話オプションに加入
- au回線
- auのサブブランド
UQモバイルの新料金プランがこちら。
とてもシンプルで非常に分かりやすいです。
それぞれのプランは、毎月のデータ容量の違いのみです。
UQモバイルといえば、「1年目はこの料金、2年目はこの料金、3年目以降はこれとこれが〜」みたいな複雑で分かりにくい状態でしたが、全て解決されました。
※ こちら「【UQモバイル】2年縛り廃止の新プランがシンプルすぎる【素晴らしい】」で、UQモバイルの新プランについて詳しく書きました。
Y!mobile(ワイモバイル)
- 2年契約廃止に合わせたプランの料金に変更
- 10分以内の無料国内通話が付いてくる
- 新規割が適用されると契約翌月から6ヶ月間700円割引
- ソフトバンク回線
- ソフトバンクのサブブランド
Y!mobileの新料金プランがこちら。
2年契約廃止に合わせたプランとなっていますが、やや複雑。
データ容量に関しては、2年間増量された状態となっています。つまり、プランSの場合は1GB分、プランMとRは3GB分を2年間増量されている形となっています。
追記|月間のデータ容量が変更(2019年10月)
毎月のデータ容量が変更されました。
プランSの場合、データ増量込みで3GBでしたが今後はデータ増量込みで4GBとなりました。通常の容量は、従来の増量込みの量となるので増量という事になります。
Y!mobileのポイントとしては、「10分以内の国内無料通話」が自動的に付いてくるという所でしょう。2年間だけで見れば、UQモバイルの3GBのプランにかけ放題を付けた料金と同じになります。
楽天モバイル
- 1年〜3年の縛り期間による長期割引を廃止
- 楽天会員なら1年間、1,500円の割引
- ダイヤモンド会員なら更に1年間500円の割引
- 10分以内の無料国内通話かけ放題がついてくる
- ドコモ回線
- 10月から第4キャリアとして参入
楽天は、第4キャリアとして10月に参入しますが格安SIM(MVNO)の方も継続していくとのこと。最終的には(いつになるかは未定)キャリアの楽天回線へ移行する形になると思います。
楽天モバイルの新料金プランがこちら。
比較的分かりやすいプランかなと思います。
自分の毎月のデータ容量に応じてプランを選ぶだけですね。基本料金についても楽天会員なら1年間は毎月1,500円の割引が適用されるという感じです。
楽天モバイルのポイントとしては、「10分以内の無料国内通話」がついてくる事と、その月のデータ容量を使い切ってしまった場合でも最大1Mbpsという通信速度が出るというところでしょう。

【まとめ】2年契約を廃止した格安SIM(MVNO)
格安SIM | 回線 | 料金の目安 | 特徴 |
au | 1,980円:3GB |
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SB | 2,680円:3GB(2年間) |
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楽天モバイル![]() | ドコモ | 2,980円:2GB |
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1番シンプルで分かりやすいのは、UQモバイル
毎月の料金、データ容量がずっと変わらないというのは、ユーザー目線ではかなり重要だと思います。自分の中で月々の支払いが把握しやすいのは大きいですね。
2年間だけの料金を比較してみるとこんな感じになります
UQモバイル:3GBの場合
- 1,980円×24ヶ月=47,520円(通常料金)
- 1,480円×24ヶ月=35,520円(家族割適用時)
- 700円×24ヶ月=16,800円(かけ放題の料金)
Y!mobileと楽天モバイルでは、自動的にかけ放題が付いてくるので、そちらに合わせて考えると、1人で利用する場合でかけ放題を付けた2年間の総額は、64,320円となります。
家族で加入する場合は、ここから12,000円分安くなります。
Y!mobile:3GBの料金
- 2,680円×24ヶ月=64,320円(通常料金)
- -700円×6ヶ月=-4,200円(新規割)
光セット割を適用せずに契約をした場合の2年間の総額は、60,120円となります。
自宅にソフトバンク光などの回線の場合は、更に12,000円分安くなります。
楽天モバイル:2GBの料金
- 2,980円×24ヶ月=71,520円(通常料金)
- -1,500円×12ヶ月=-18,000円(楽天会員割)
- -500円×12ヶ月=-6,000円(ダイヤモンド会員)
楽天モバイルを利用する場合は、ほぼ全ての人が楽天会員になると思うので楽天会員前提で計算をすると2年間で総額53,520円となります。
ダイヤモンド会員なら更に6,000円安くなります。
2年間で考えればそこまで差はない
割引やらなんやらがあるので、2年間で支払う料金にそこまで差はありません。
今回で言えば、楽天モバイルだけ2GBのデータ容量で計算となっているので高いように見えますが、データ容量を使い切っても最大1Mbpsの速度を出すのでそちらで何となくチャラになると言えばなっています。
「かけ放題はいらない」という話であれば、UQモバイルが安いですね。あとは、長期利用を考えた場合も3年目以降の料金は断トツでUQモバイルが安いです。
※ 格安SIMへの乗り換え手順についてはこちらをどうぞ。