iPadは1度購入したら何年使えるのか?結論5年は使えるので安心してください
タブレットとして非常に優秀なiPad。ネット検索や動画視聴、電子書籍といった娯楽用の使い方からノートとして使ったりイラストを描いたりできるなど様々な使い方をすることができます。
そんなiPadですが、Apple製品ということで1度購入すれば長く使えるというのも魅力の1つです。では、実際にiPadは購入してから何年くらい使えるのか?
先に結論から言うと約5年が目安でしょう。
この記事では、OSの部分とスペック的な部分の両方から解説していきます。
新型を買うべきか中古を買うべきか迷われている方もぜひご覧ください
iPad OSとは?1年に1度大型のアップデートが行われる
iPadに搭載されているOSは「iPadOS」。
OSとは「オペレーティング・システム」の略で、基本的な動作に関わってくる重要な役割を果たしています。
パソコンのOSで言うとMicrosoftの「Windows」とAppleの「Mac OS」が主流ですよね。スマホで言うとAppleのiOSを搭載したiPhoneとGoogleのAndroid OSを搭載したAndroidが主流です。
元々iPadには、iPhoneと同じiOSが搭載されていましたが、2019年にiPad専用のOSが誕生しています。
それがiPadOSと呼ばれ、2019年にiPad OS 13がリリース。
リリース年 | OS |
---|---|
2019 | iPadOS 13 |
2020 | iPadOS 14 |
2021 | iPadOS 15 |
1年に1度大型アップデートが行われる度に数字が1つ増えていき、2021年時点での最新はiPadOS 15となっています。
大型アップデートでは、セキュリティの向上はもちろん、新機能の追加などが行われます。
例えば、iPadの画面を2分割にして同時に2つのアプリを起動できるSplit Viewや、ホーム画面にウィジェットを配置可能になるなど新機能が追加されています。
このようにOSというのは重要なシステムであり、OSのバージョンによってできること、できないことが出てきます。
iPadOSには、サポート期間がある
iPadOSは、1年に1度大型アップデートが行われますが、必ずしも全てのiPadがアップデートできるとは限りません。
なぜアップデートができなくなるのか?大型アップデートで新しい機能を搭載するとなると、それなりのスペックが必要になります。アップデートをして進化していくにつれて、必然的に古いiPadはスペック不足になるため、切り捨てられていきます。
いつまでも古いiPadに合わせていては進化はできませんからね
新しいiPadOSに対応しているモデルのことを「サポート対象」と呼び、アップデートできない非対応のモデルを「サポート対象外」と指します。つまり、iPadOSには、サポート期間というものがあるというわけです。
例:iPadOS 15の場合
例えば、iPadOS 15のサポート対象は以下のモデルになります。
iPad | 第5〜9世代 |
iPad Air | 第2〜5世代 |
iPad Pro(12.9インチ) | 第1〜5世代 |
iPad Pro(11インチ) | 第1〜3世代 |
iPad Pro(10.5インチ) | ※ 第1世代 |
iPad Pro(9.7インチ) | ※ 第1世代 |
iPad mini | 第4〜6世代 |
これ以外のモデルは、iPadOS 15のサポート対象から外れているので、アップデートすることができません。
iPadに限らずスマホなどでもこうやって古い端末は切り捨てながらOSはアップデートしていきます
関連:【保存版】iPadを買うならどれがおすすめ?モデル別に特徴を解説【選び方】
OSのサポート期間を考えるとiPadは約5年使える
過去のiOS・iPadOSのサポート対象のモデルから考えると、新型iPadを購入した場合、約5年は最新OSにアップデートできる計算になります。これはあくまで目安で、発売から7年経っても最新OSのサポート対象に選ばれたモデルも存在しています。
2014年に発売された第2世代のiPad Airは、2021年の最新OSであるiPadOS 15でもサポートの対象。
中古や型落ちなどでiPadを安く購入するというのもアリですが、発売から3〜4年ほど経ったモデルですと、結果的にサポート期間も短くなるので損をする場合もあります。狙い目としては、発売から1〜2年経ったモデルがおすすめ。
サポート対象外 = すぐ使えなくなるわけではない
では、iPadOSのサポート対象から外れた場合は、どうなってしまうのか?
- 最新のOSにアップデートができなくなる
- 古いOSだと起動・アップデートできないアプリが出てくる
- セキュリティ面がやや心配
サポートの対象から外れ最新のOSにアップデートができなくなると、OSを基準に頻繁にアップデートが行われているようなアプリが起動できなくなったり、アップデートができなくなるといった現象が起きます。
あとは、OSのアップデートにはほぼ必ずセキュリティの向上もセットなので、そういった面で不安な部分も。
ただし、最新のiPadOSのサポート対象から外れたからといって、すぐにiPadが使えなくなるといったことはありません。
サポートの対象から外れたら買い替えの目安にしても良いかもしれませんね
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iPad本体のバッテリーやスペック不足の問題もある
OSの部分以外にも、そもそもiPad自体の寿命を考える必要があります。
それでは順番に見ていきましょう。
バッテリーの劣化
スマホもそうですが長く使っていくうちに徐々にバッテリーは劣化していきます。バッテリーの減りが早く感じるようになったり、使っていなくてもバッテリーの減りが目立ち始めると劣化のサインです。
バッテリーはAppleや非公式の修理屋さんなどで交換してもらえば復活はしますが、バッテリーの交換代(約1万円)が発生することを考えると買い替えを検討するのもアリですね。
使い方にもよりますがiPadの場合3年くらい使い続けるとバッテリーの減りの早さが気になりだすかも?
スペック不足
古いiPadを使い続けているとアプリの動きが重かったり、挙動がおかしくなることもあります。アプリも徐々に進化していくなか、古いiPadで無理やり動かそうとするため、スペック不足でこういった不具合が起きます。
お絵かきアプリが動画編集アプリ、最新のゲームアプリなどは十分なスペックがないと動きが重くなりがちです。
逆に言えばスペックをそこまで要求されないアプリであれば、古いiPadでも十分動かすことができます。
【まとめ】iPadは最大どのくらい使えるのか?
iPadOSのサポート期間とスペック面などを考えると、やはり約5年という計算になりますね。
iPadでネット検索や動画視聴、ナビやテレビ会議用のタブレット的な使い方であれば、5年以上でも使うことは可能でしょう。この辺は、人によってiPadの使い方は違うので何とも言えませんが。
個人的には最大5年、早ければ2〜3年に1度買い替えもアリかなと思います。iPadはApple製品ということもあって、発売から数年経過していても高く買い取って貰えるので、新型を購入しては古いのを売るという転がし方もおすすめ。
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