Kindle端末買うならどのモデルがおすすめ?モデル別に特徴を紹介・選び方を解説

こんにちは、電子書籍で読書をしているわいし(@yshi_blog)です。
電子書籍のサービスは沢山ありますが、その中でもAmazonのKindle(キンドル)を利用している方は多いと思います。そんなKindleですが、電子書籍とは別に読書に特化したKindle端末というものがあります。
このKindle端末にはモデルがいくつかあるため「どのモデルを買えば良いの?違いがわからない」という方もいるでしょう。というわけで、この記事ではそんなKindle端末について紹介し、モデル別に特徴を比較していきます。

Kindle端末の購入を検討している方に少しでも参考になれば幸いです
Kindle端末って何?


Kindleとは、Amazonが提供する電子書籍のサービスです。スマホ・タブレット・パソコンなどでKindleの電子書籍を読むことができるのですが、そのKindleに特化したタブレットがKindle端末です。
一般的なタブレットとは異なり、ネット検索やアプリを入れるといったことはできません。
Kindle端末の特徴をざっくりとまとめると以下のとおり。
- 読書専用のタブレット
- 電子書籍はKindleのサービスのみ利用可能
- E-inkという特殊なディスプレイを採用
- 2〜3ヶ月ほど持つ異常なバッテリー持ち
特に注目してほしいポイントは、E-inkという特殊なディスプレイを採用しているところ。Kindle端末のディスプレイは、実際の紙に印刷をしたかのような表現ができる電子ペーパーを採用。


タブレットで読書をするわけですが、紙に近く、インクのにじみも上手く表現できるため、紙の本を読んでいるかのような体験することができます。



一般的なスマホやタブレットで読書をするとは訳が違うわけですよ
Kindle端末に関するQ&A
Kindle端末をモデル別に特徴を比較
![]() ![]() Kindle | ![]() ![]() Kindle Paperwhite | ![]() ![]() Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格 | 8,980円 | 14,980円 | 29,980円 |
ディスプレイ | 6インチ | 6.8インチ | 7インチ |
容量 | 8GB | 8GB | 8GB / 32GB |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | 4個 | 17個 | 25個 |
重量 | 174g | 205g | 188g |
充電ケーブル | micro USB | USB-C | micro USB |
防水機能 | |||
ページ送りボタン | |||
詳細 | チェック | チェック | チェック |
それぞれのモデルの特徴をざっくりと言ってしまえば、こんな感じです。
- 機能や性能無視でとにかく価格重視の「Kindle」
- 価格とスペックのバランス型「Kindle Paperwhite」
- 機能重視の最上位モデル「Kindle Oasis」
Kindle端末で読書をするときに何を重視するのか?でモデル選びは変わってきます。先に結論から言うと迷うのであればKindle Paperwhiteを買っておけば間違いはないでしょう。



それではモデル別に特徴を解説していきます
Kindle


Kindleが他のモデルと大きく異なる点が3つあります。
- 解像度が低い
- フロントライトが少ない
- 防水に対応していない
解像度が低いというのは簡単に言うと画質が悪いという話。活字を読む分には気になりませんが、図やイラストなどを見るときにややぼやけた表現になる可能性が高いです。そこさえ気にならなければ解像度自体は気にしなくてもOK。
あとは、フロントライトが少ないので他のモデルと比較して画面が暗く感じることも。画面は自分で明るくすれば良いんじゃないの?と思うかもしれませんが、Kindleは特殊なディスプレイなのでフロントライトは意外と重要。
防水に非対応ですが、お風呂などで読書をしないのであれば特にデメリットにはならないでしょう。
あらゆる機能や性能を省いた結果、価格は1万円を切って提供されているわけですので、とにかく安いKindleの端末が欲しいという方におすすめ。



そこまで電子書籍を楽しむつもりはなく、お試しで使うにはちょうど良いモデルかもしれませんね


Kindle Paperwhite


Kindle Paperwhiteは、先ほど紹介したKindleに性能面を追加したようなモデルです。スペック自体で言えば、Kindle Oasisとそこまで大きな違いはありません。それでいて価格を比較してみるとKindle Oasisよりも約1.5万円安いわけですからコスパ最強のモデルと言えます。
- Kindle Oasisと同じ解像度
- フロントライトは17個と十分
- 充電ケーブルはUSB-Cに対応
ディスプレイのサイズは6インチでしたが、新型では6.8インチとなったことでより本が読みやすくなりました。特にKindle端末で漫画を読もうとしている人にとっては嬉しい進化。



Kindle端末は1度買えば長く使えるので、Kindleで妥協するよりはKindle Paperwhiteを買ったほうが結果的に安く済むと思いますよ


Kindle Paperwhite シグニチャー エディション


Kindle Paperwhiteには通常のモデルとは別にシグニチャー エディションというモデルがあります。スペック自体は通常モデルと違いはありませんが、シグニチャー エディションには少し機能が加わっています。
通常モデル | シグニチャー エディション | |
---|---|---|
価格 | 14,980円 | 19,980円 |
ディスプレイ | 6.8インチ | 6.8インチ |
容量 | 8GB | 32GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | 17個 | 17個 |
広告 | あり / なし | なし |
明るさ自動調整機能 | ||
ワイヤレス充電対応 |
注目すべきポイントは価格差です。通常モデルとシグニチャー エディションの価格差は5,000円。もし、通常モデルで広告なしを選んだ場合、価格差は3,000円にまで縮まります。それで容量は4倍の32GBと考えるとかなりお得。
Kindle端末にはオプションがいくつか用意されており、広告の有無を選択できます。詳しくは後ほど紹介。
Kindle Paperwhiteを広告なしで購入しようとしている方は、シグニチャー エディションを選ぶのもアリだと思います。


Kindle Oasis


Kindle Oasisは唯一端末にボタンを搭載しているモデルです。画面横に上下のボタンが付いており、このボタンを押すことでページをめくることができるので、本体を片手で持って読書をすることも可能。
最上位モデルですが、Kindle Paperwhiteと性能面でそこまで違いはなく、ディスプレイのサイズもほぼ変わりません。
- Kindle Paperwhiteよりフロントライトが8個多い
- ページ送りボタンを搭載
- 自動画面回転機能がある
人的に思うところとしては、Kindle Paperwhiteがどんどん進化していった結果、Kindle Oasisとの差もどんどん縮まってしまったなと。Kindle PaperwhiteではなくOasisを選ぶ理由を探すのであれば、やはり機能面を求めるかどうか。



最終的にはページ送りボタンに魅力を感じるかどうかですね


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選べるKindle端末のオプションについて


Kindle端末にはちょっとしたオプション機能があるので紹介しておきます。
広告あり・なしで変わる価格
Kindle端末には広告が表示されます。広告は「ロック画面」と「ライブラリ画面の下」に表示されます。




ロック画面はKindle端末の未使用時の画面、ライブラリ画面は自分が購入したKindle本が並んでいるページになります。読書中に広告は表示されません。もちろん、ページをめくると広告が表示されるといったこともありません。
広告の種類に関しては全てKindle本やKindleのサービスに関わるものだけなので、いわゆるゲームや他社のサービスの広告が流れるといったことはありません。
広告自体はそこまで邪魔になるものではありませんが、気になる人は購入時に「広告なし」を選ぶと広告が消えたKindle端末を購入できます。その代わりに「広告なし」を選ぶとオプション代として2,000円支払う必要があります。



この2,000円は1度支払えば一生広告が表示されることはありません
2,000円多く払ってでも広告は消したい人は「広告なし」を選べば良いですし、読書中に広告が表示されないのであれば気にしないという方でしたら「広告あり」を選べばOK。
容量で保存できる本の数が変わる
Kindleのモデルによっては、8GB以外に32GBの容量を選ぶことができます。もちろん8GBより32GBの方が沢山本を保存することができますが、そもそも8GBでどのくらい保存できるのかと言いますと目安はこんな感じ。
本の種類 | 8GBで保存できる数 |
---|---|
活字本 | 2,000〜2,500冊 |
漫画本 | 150~200冊 |
8GBでもかなりの本を保存できることができます。もし、容量がいっぱいになっても端末から本を消せば良いので基本的には8GBで十分だと思います。消した本をまた読みたくなれば再ダウンロードすれば良いので料金は発生しません。



沢山漫画を持ち歩きたい人であれば32GBの方が幸せかもしれませんね
関連:Kindle端末は8GBで十分?1GBで何冊保存できるのか1冊あたりの保存容量を検証
3ヶ月分のKindle Unlimited
AmazonにはKindle本が読み放題になるサービスが2つあります。
1つはプライム会員であれば誰でも利用できるPrime Reading(プライム・リーディング)、もう1つは月額980円で利用できるKindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)です。
Prime ReadingとKindle Unlimitedの細かい違いについては、こちらの記事(【比較】Prime ReadingとKindle Unlimitedの違いをわかりやすく解説)で解説しています。
このKindle Unlimitedが3ヶ月分読み放題になるオプションを無料で付けることができます。3ヶ月過ぎると自動更新になるのでそれまでに退会をする人はお忘れなく。
接続方法はWi-FiとWi-Fi+無料4G
Kindle Oasisでは、接続方法を選ぶことができます。
この接続方法の違いがこちら。
Wi-Fi | Wi-Fi環境がある場所でしかネットに接続できない |
Wi-Fi+4G | 無料で4G回線が使えるので場所を選ばない |
Kindle端末に購入した本をダウンロードするときにネットに接続します。逆に言うとネットに繋ぐ機会はそこまで多くないので、自宅にWi-Fi環境がある方であればWi-Fiを選べばOK。



4G回線は無料で使えるので月額料金などは発生しません
Kindle端末を買うならどのモデルがおすすめ?


結局Kindle端末は、どのモデルを買えば良いの?というとこんな感じ。
- あらゆるものを妥協してでも価格重視という方は「Kindle」
- 価格・スペック含めてコスパ重視!長期利用も考えるなら「Kindle Paperwhite」
- ページ送りボタンが欲しいなら「Kindle Oasis」
個人的には、Kindle Paperwhiteをおすすめします。そして先ほども紹介したとおり、Kindle Paperwhiteで広告なしのオプションを付けるのであれば、シグニチャー エディションを買ったほうがお得だと思います。


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